ニーズがウォンツをソリューション(作:ひのきだに)
通勤には2種類の人間しかいない
それは
勝って座る人間と、負けて立つ人間である
by しりあがり寿 「流星係長」より
同期の人たちとも仲良くなりました。
地獄の東西線ラッシュにもポジション取りのおかげで慣れてきました。
最初はきつかったー
最近はもっぱらマイ携帯esで青空文庫にアクセスして宮沢賢治や森鴎外を読みふけっています。
青空文庫というのは著作権がきれた小説を有志の方々がテキスト化してくれているサイト
いわばネット上の図書館です。
そして、そのサイト専用のブラウザがこれです。
便利なものを作ってくれたものです。
しかし、電車にのってくるサラリーマンはみんな不機嫌。
顔は無表情なのに、鬼のような態度ではいったり出たりしています。
しりあがり寿の流星係長を思い出しました。
そんなに無理矢理出たりしなくても、声かけあえば、もっと楽に出れるのに
一方、座っている人々はみんな寝ています。
両側一列ずらーっと並んでいます。
その微動だにしない様は東京タワーの蝋人形のようでもあるし、京都の三十三軒堂の仏様のよう。
彼らはその信仰で電車内部の安全を祈ってくれている菩薩なのだと考えてみます。
東寺でもらった資料によると、菩薩とは「他とともに悟りを得ようと願をおこし、修行しているもの。初めて自己を超えた存在」だそうです。
座っている人々は確かに中間管理職っぽい
彼らはいわば如来になるべく悟りを探す修行中の人々なのだ。
実生活での修行は仕事にあたり、通勤途中の電車の中は下界を眺めながら心静かに瞑想をする。
畜生あふれる下界(電車で立っている人たち)を横目に、その光る頭でなにを思うか。
一人一人の事情を包括した電車にへんてこりんなロマンを感じながら、宮沢賢治をよみふける。
雲はちぎれて空を飛ぶ
ああ、かがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれは一人の修羅なのだ
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プロフィール
HN:
オチタカユキ たかりんく
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/07/13
職業:
会社員
趣味:
趣味を増やすこと
自己紹介:
通信系の企業で働いています
今年からはフジテレビの見えるビルでノビノビしてます。夜景がきれい
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