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ニーズがウォンツをソリューション(作:ひのきだに)
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今日はえらく風がつよかった。

それはちょうど帰る頃。

いつものようにサンシャインから東池袋の駅までのビルに挟まれた比較的細い道を歩いていても、歩いていられないぐらい強い風が吹いていた。
そのとき、変な周期でうなるような低い機械的な音がした。

ぶーん、ぽわーん、ぶーん、ぽわーんみたいな
はじめは機械かなんかの音かなと思ったが、
見上げてみると電線。
よく見ると変な揺れ方をしている。

おお、これが「夜泣き電線」か!!
はじめて聴いた。

これが都会の音なのか。
たーかくそびえるサンシャイン をバックに暗雲立ちこめる未来のような
機械的でアナログ音な不思議な音が鳴り響く。

でも、あれはなんかの機械の音だったのかもしれない。
ちょっと暗かったし判断がつかないが、なってもおかしくないぐらいの強風が吹いていたことは確かだった。
そんなことは問題じゃない。

その可能性だけでも、おれの心を高揚させるのに十分だった。
人の声やら、電気信号やら、人間のいろんな想いをのせてる電線が鳴っているかも、ということになんだかわくわくした。
女性がスカートの裾を押さえて走る中、しばらく道に立って眺めながら聞きいる。
一見、都会らしそうな物理的なその音に、うちの先生が「電線は地球に張ったエオリアンハープだ!!」と言っていたことを思い出した。
これは風が都会に作ったファウンドアートだ。
わくわく。

そろそろ、エオリアンサイトもつくらなきゃな。



話はかわって
ここんとこ、いろんな人の影響をうけまくる。

元来、すごいと思った人にはとことん影響を受けるタイプなんですが、朝、アドエスで青空文庫を読みあさるようになってからは、ビビビとくることが多い。
それぐらい面白い文章が多い。
基本的に知らない人ばっかりなんだけど、ランダムに選択してみる。

今は中村屋(お菓子屋)の創業者、相馬愛蔵さんの「商人として」という自伝を読んでます。
前、量販店でバイトしてたときに思っていた商品の売価とお客の感覚のズレについて思っていたことをこのおじいさんはきれいな文章で示してくれている。すばらしい。
その経験がすごく面白い。


世の中すごい人が多い。
おれはなんにもできないなー。
でも、エオリアンの音になんだか勇気をもらった感じだった。
観光客や浮浪者があふれるサンシャイン周りもまだまだ捨てたもんじゃない。
感じることはいっぱいあふれている。
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昨日、やっとこさ京都から帰ってまいりました。

学校に印さんやわたなべさんがいてくれたおかげで、非常にスムーズに作品を展示することができました。
ありがたや

そういえば、どんな作品なのか説明をしていなかったので簡単に
この作品は、エオリアンハープという風でなる弦楽器を使用したインスタレーション作品です。
マイクで拾った周囲の音と一緒にエオリアンハープの音を取る。
それを違う場所、数カ所に設置してインターネットを介して、リアルタイムで他の場に集める。
という作品です。
1287d6fa.JPG会場ではせっかくパネルスピーカーを持っていったと言うこともあり、展示の場所には何も置かない感じにしてみました。まあ、サンダーさんのアイデアですが、まるっといただきます。




予想以上に見に来た人に説明する機会が多くてびっくりしましたが、人の反応は様々
面白いものです。

そして、最後の日は京都の観光をしました。
時間的に一カ所にしぼることになり、三十三間堂を見に行ってきました。


DSCF0001.JPG中では写真がとれないので外観を

なんだー、とれないんだーと思っていたけど、実際中を見てしまったらあまりの神々しさに感動して写真など撮っている場合ではありませんでした。

すばらしすぎる!!!!


そこにいる観音様や神様達はおのおの手にいろんな物をもってるんですが、意外と楽器をもっている神様がおおかったのが興味深かったです。

古代の人々は自然の時間的な変化の中に神の姿を映し出し、信仰、仏像という形で具現化していったのではないでしょうか。
だから、ああいった神々は人々が言う第6感的な存在ではなく、人間も共有している水や空気、光を媒体にして力を発揮しているのだと思います。
つまり神とは、自然や空気そのもののことなんじゃないか、ということです。

古来、「訪れ」という言葉は「音連れ」という字で表現されていたそうです。
つまり、音がなる時はなにかが訪れている合図だったわけです。

エオリアンハープはまさにその場所にいる神々の訪れをつげるシンボリックなインターフェースなのではないでしょうか。

その場所ごとのハープの流れと周りの音、それを遠隔地からリアルタイムで何カ所も融合する。
そのとき、リアルタイムに融合したその音はいったい何処の音になるのでしょうか。


ひじょうにロマンチックな作品になりそうです。

京都は女の子もかわいくて、卒業旅行は京都に決定です。
うひうひ


来週はインターカレッジメディアアート展という作品展示会にエオリアンハープを使ったおれの作品「Aeolian Symphony」を展示するべく、京都に行ってきます。


そもそも、エオリアンハープとはなんなのかを簡単に説明すると、簡単にいえば、風でなる弦楽器です。これがものすごいおと出すんですよ。すごいですよマジで。
こういうやつ。みれば普通に木に弦がはてあるだけのなんてことはないものです。
DSCF0008.JPGDSCF0009.JPG







うちの先生はこれは楽器ではなくてもっとシンボリックな存在であると考えています。

たしかにその通り、楽器と言うよりは風という人間が介在できないものを音に変換する一種の媒体なのです。それは、天気であったり、場所性であったり、警告であったり、その土地にある空気の流れを音を出してくれるわけです。
だから当然、鳴る時もあるし鳴らない時もある。
そういうものなのです。

だから、京都に行っても鳴らないかもしれないし、鳴るかもしれない。
だからといって無理にならしても何の意味もないわけです。
このようにいつでも人が来たときに万全の音が出る作品ではないので、通常の音楽、作品の枠からはだいぶはみ出たものになります。
まあ、言い方を変えれば人間が制御できない部分を表している作品なので、普通の見に来てボタンを押して再生というような完全に人間が制御するタイプの作品ではないということです。

と、えらそうなことを言って行っておりますが、全部先生の受け売りです。
でも楽しい!!もっと勉強しなければ!!
このままではとても自分の考えまでまとめられそうにありません。
やばいやばい。やること山積みです。


と言う感じで京都にいくんですが、実は京都に行くのは初めて!!!
そうとう楽しみにしてます。

最近、京都関連の漫画や本を読んだ影響です。寺めぐりしたいなー。
ひさびさに愛機のrollei35を取り出して、写真をいっぱいとりたいなあ。
DSCF0010.JPGそんな時間があるかわからないけど、わくわくです。

最後の学生生活は意外と充実してます。
6年いるのは長いかもしれないけど5年というのはちょうどよかったのかもしれない。失敗は失敗におわらないこともあるのだと最近思います。
プロフィール
HN:
オチタカユキ たかりんく
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/07/13
職業:
会社員
趣味:
趣味を増やすこと
自己紹介:
通信系の企業で働いています
今年からはフジテレビの見えるビルでノビノビしてます。夜景がきれい


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